毎年9月は幕張メッセで東京ゲームショウが行われ
日本ゲーム大賞というものが発表される。
その中に学生や個人が作ったゲームを審査して賞を授与する
アマチュア部門というものが存在する。
2016年の応募が329作品
2017年の応募が409作品
2018年の応募が454作品
と応募作品は過去最多となっていて
おそらく来年も今年以上に盛り上がりを見せていくだろう。
今回は日本ゲーム大賞アマチュア部門を受賞するために
どうすればいいかを公式HPなどから考察してみる。
攻略といっても別に俺が賞を与える立場ではないが。
まず審査は3つある。
1次がビデオ審査、2次がプレイ審査、3次が最終審査だ。
●1次ビデオ審査について
当たり前だが450タイトルをいちいち遊んで評価しようものなら
とんでもない人員、時間、端末・PC台数などの設備、
巨大な会場が必要になる。
また大量のゲーム作品をスマホ端末やPCにインストールして
動作確認して遊べる状態にすること自体、凄まじい手間である。
そこで1次審査では90秒のビデオを見て
それで面白そうかどうかをジャッジする。
さて、まずは「ビデオ審査」だということを理解しよう。
つまりここを突破するのに重要なのはゲームの出来ではなく
ビデオの出来だということを理解する必要がある。
なので応募作品を作りこむのは当たり前だが、
動画制作にも相応の手間と時間をかけたほうがいい。
ではポイントは以下だ。
1.コアとなるプレイ画面をしっかりと映す
オプション画面や世界観とか
ゲーム部分以外を長々と説明するのは止めよう。
また画質が悪かったり、無駄に画面分割とかして
肝心のゲーム画面が小さくてよく見えないなども問題がある。
また例えば主人公やステージが変化するのが特徴のゲームなら
ちゃんと変化前と変化後を両方映そう。
でないと「これが作品の特徴です」とか説明されても
肝心のそこが映っていないと評価不能で落選リスクが高まる。
2.最初にかます
審査員は3~4時間とかかけて数十タイトルも見るから正直疲れてくるし
作品に光るものがないと、どれも同じに見えてしまう。
なので最初の15秒くらいでがっちり審査員のハートをつかむために
最初にドカンと山場を持ってこよう。
吉本新喜劇のオーディションやアイドルのオーディションでも同じだ。
自分が50番目のエントリーだとして
最初で何かかまさないと誰も覚えてくれない。
3.アートが最低水準を超えてる
さすがに小中学生の落書きみたいなアートでは勝つのは無理だ。
漫画でも絵が致命的に下手だったら
内容以前に読む気が失せるのと同じだ。
だからそそるアートを描ける人は最重要なので
必ず製作チームに1人入れよう。
●2次プレイ審査攻略について
ここでは実際にゲームをプレイしたうえで総合評価で決まる。
ゲームの出来を競うわけだからあまりアドバイスすることもない。
単純に面白いゲームを作ったやつが勝つ。
注意点は以下だろうか。
1.全体ボリュームを絞る
審査員が1作品の審査にかける時間はせいぜい5分だ。
なのでステージ数を20も30も作る暇があるなら
ステージ数は全部で5とか8でいい。
審査員はどうせステージ2から3までしか遊ばないのだから
そこに全力を入れよう。
ステージ6とかは多少雑でも構わない。
2.難易度を上げない
「開発者=プレイヤー」になると
自分で作って自分でプレイするわけだから
自分の腕前がどんどん上がっていく。
すると自分だけは簡単にクリアできるようになり
物足りなく感じてゲームの難しさをどんどん上げてしまう間違いが起こる。
そして結果として自分しか楽しくないゲームが出来上がる。
3.遊び方の説明を丁寧に
開発者はゲームの全てを分かっているので
遊び方や説明が雑になる。
親や友達、先生ならゲームプレイしている隣で
自分があーだこーだゲーム説明を口頭で補足することもできるだろう。
だが審査会場ではそれは不可能だ。
遊ぼうと思っても遊び方が分からない、
遊んでいても意味が分からない、などということになれば
それで「つまらない」と評価して終了になる。
●最終審査攻略について
ここまでくればあと一歩である。
公式によると昨年は17タイトルのうち10タイトルが受賞した。
最終審査にたどり着くゲームは基本的にどれも面白い。
その中で賞を取れるか取れないかの差は「企画力」の差だ。
ゲームとしては面白いがどこかで見たようなゲームではなく
常人が思いつくレベルを1歩さらに上を行くアイディアがあるタイトルが受賞する。
例えば昨年のお題は「はさむ」だったが
「物理的に何かで何かをはさむ」という誰でも思いつくアイディアより
「ステージをステージではさむ」とかの
ちょっとひねったアイディアが受賞した。
来年以降狙っている人はぜひ頑張ってください。
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