eSportについて考えてみる

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最近は狩り(MHW)で忙しい日々を送っているが
いよいよ平昌オリンピックが始まる。


世間はこれから当分の間スポーツの話題で一色になるわけだが
そもそも何のために大金と手間暇かけてオリンピックをするのか調べてみた。

まとめると以下らしい

・友情、努力、フェアプレーによる心身の健全な育成
・手本となる教育的価値
・誰もがスポーツをする人権とそれが守られるための平和

https://www.joc.or.jp/olympism/charter/konpon_gensoku.html



スポーツといえばゲーム業界でもその流れが来ている。

「日本eスポーツ連合」ってのが今月立ち上がるなど新しい動きが出てきた。

なので日本eスポーツ連合の目的を見てみた。

・国内外で活躍できるeスポーツ選手の育成や地位の向上
・一定の条件でプロライセンスの発行

https://jesu.or.jp/contents/license_system/



ついでにプロ野球選手会の目的も見てみた。

・選手生命が短く地位も低いので保護と地位向上を図る
・少年の憧れの場であるための議論や活動

http://jpbpa.net/purpose/



国家の兼ね合いや各種スポーツの複合体であるオリンピックは少々事情が異なるようだが
eスポーツ連合とプロ野球選手会の理念は近いところがあるようだ。

「地位向上」というのが共通ワードだが
結局のところ特殊な生き方を選んだものには
何らかのバックアップが必要という話なのかもしれない。



プロゲーマーだろうが
プロスポーツ選手だろうが
芸能人だろうが

人と違った特殊な生き方を選んだ者は
英雄にならない限り、社会から底辺の扱いを受ける。

これは現代日本に限らず
あらゆる時代と場所に通じる普遍的な宿命だ。




文献に残る限りで1000年前の平安時代から
「河原者」と言われる旅芸者たちがいた。

糧を求めて街から街に流れて芸をするが
村や町はそんな怪しいヨソ者を簡単に中に入れるわけにはいかない。
野盗だったら皆殺しにされてしまう危険もある。

とはいえ娯楽も少ないし芸は見たい。
そこで洪水の懸念などで定住が不可能な村のはずれの河原に
短期の滞在許可を出したというのが「河原者」の由来だ。


芸を披露して金を得る会を催すことを「興行」という。

そして顔が商売の芸者本人たちが襲われるのを防ぐためや
興行そのものを乱入者にぶち壊しにされないように
その土地の荒くれ者を雇ってボディーガードにして取分を渡したのがヤクザの起源とも言われる。

だから最近減ったけど戦後のヤクザの事務所はだいたい「〇〇興行」と書いてある。



ローマ時代の剣闘士だって勝てば英雄だが負ければ死が待っているだけだ。

グリム童話に「小人の靴屋」という「おじいさんが寝てる間に小人が靴を完成させてくれる」という話があるが
あれは繁忙期に限り、普段は村に入れない特殊な生業を持つ「流れ者」「はぐれ者」を臨時雇用したことが起源と言われる。

民俗学的にもトロールやホビットの伝説も似たようなものだ。



さて、日本のeスポーツの世界的な整備の遅れは
この国の社会背景によるところが大きいと考える。


かつて日本はデジタルゲームの発展に世界的な役割を果たした。

だがその反動でゲームに熱中しすぎた人たちが
カツアゲとかゲームしすぎ問題とかいろんなことが重なり社会問題にされてしまい
「ゲーム=悪」というイメージが植え付けられてしまった。

それ以降もわいせつ表現、ゲーム廃人、ゲーム脳、コンプガチャ、未成年課金など
問題視され続けている。


そういうのが足を引っ張っている。



この現状を打破するのに必要なのはヒーローの存在だと思う。

かつて少年ジャンプの伝説的な鳥嶋編集長は
ゲーム業界の地位向上のためにはゲームクリエイターを目指す子供たちが必要で
そのためには「あの人みたいになりたい」というヒーロー像が必要だと考えた。

そこで堀井雄二さん、坂口博信さんといったヒットクリエイターに
「もっと表に出ろ。顔を出せ」と半ば強引に雑誌等に露出させたという。


当時のゲームのエンディングのスタッフロールは引き抜き防止のために
ニックネームばかりだったことを考えると画期的である。


なのでeスポーツを盛り上げるには
賞金問題とか法整備とかライセンスとか色々あるだろうが
根本的に必要なのは国民的ヒーロー、救世主なわけだ。



まあ光が当たりすぎてみんながみんな
プロゲーマーを目指すようになってもそれはそれで問題がある。

そうなると
「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」
みたいな番組が人気になったりして

「光が強い分だけ闇もまた生まれる」みたいな
アニメやゲームのラスボスが言いそうなことになってくるが。




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